オクトパストラベラー感想(ネタバレあり)

先ほど、オクトパストラベラーの8人の物語を終えました。

 

急にブログまで作って感想を書いた理由は次の通りです。

Twitterでの連続投稿、ネタバレを含む投稿を避けるため

・シナリオのボリュームが、僕でも感想を書けるくらいのちょうどいいものだったため

・クリアした直後の冷めない熱を共有したかったため

 

では本題に移ります。クリアした勢いで書いているだけなので、間違ったことやおかしなことを書いているかもしれません。「君はそう思ったんだね」と大目に見てください。

 

自分が4章をクリアした順に感想を書きます。

 

オフィーリア

1、2章までやって「こいつのストーリー、おもしろくなるのか…?」と一番不安だったキャラクター。3章終盤で予想外の展開になり、評価が激変。先が気になってしまったので一番最初に選んだ4章はオフィーリアになりました。

創作作品で出てくるキャラクターには絶対に意味があることを今までの経験で知っているため、マティアスがいずれ敵になることは予想していました。異教徒というのも想定内でした。

気づけなかったのはリアナです。ずっと教会で待ってると思っていたので出てきたときはびっくりしました。3、4章のリアナはわがまますぎて引いちゃいました。式年奉火の儀式を代わりにやってもらってるのにそんなことできる!?でもリアナは「私はもう長くない」という司教様の言葉を聞いていないからショックも大きい、にしてもやっぱり教会に仕える身でここまで取り乱しちゃうのはどうなんですかね…最終的にはオフィーリアの必死の訴えで踏みとどまってくれてよかったです。

戦闘中の会話がとても熱くて嬉しかったのですが、この演出が用意されてたのはオフィーリアとテリオンだけでしたね。4章ボスは会話が成立しない敵が多かったけどプリムロゼは用意して欲しかった。

そして締めの部分で目頭が熱くなってしまいましたね。終わりよければ全て良しとはこのことです。オフィーリアが養子として引き取られたばかりの頃と立場を逆転させて、同じ形でリアナが立ち直るのはベタだけど僕は超好きな展開でした。何と言っても唐突にオフィーリアが操作可能になってからの ♦︎リアナを『導く』。ここで感動しない人、たぶん血が青色。8人の中で一番凝っていた4章だと思います。

 

トレサ

オフィーリアの話が気になってなければトレサが一番最初の予定でした。3章までの流れからどう考えてもシリアスにならないので先に終わらせようと。で、結局2番目になりました。

2章のアリーには終始イラっとさせられましたが4章ではかっこよかったですね。でもトレサはアリー以外で良い人を見つけてほしいな笑

エスメラルダともう一人の男はとってつけたシリアス感に笑っちゃいました。この二人の登場でクリア後要素の存在を確信しました。エスメラルダのキャラデザかっこよかった。

日記おじさんも後付け感がすごくて笑いました。日記おじさんが現れて日記の持ち主を教えてくれるとは笑 グラムさん、重要かなと思ったら他のキャラの話で出ましたね。もしかしたら見逃しているだけで4章以前にも名前が出ていたのかもしれません。

ノーアの語りで締めるのかっこよかったと思います。1章の感じから予想できないようなシリアス展開を期待しましたが、トレサの身の丈にあったような旅の内容で楽しかったです。

 

プリムロゼ

救いがない…シリアスは好きなんですがプリムロゼの話は辛かったです。ブレスオブザワイルドやゼノブレイド2のイーラ編に似た辛さです。

全ての章で「さようなら」という言葉が登場していましたね。それぞれある一人に向けた短い言葉ですが、プリムロゼの心情が詰まっていたと思います。1章では仇を見つけて街を出る決意、2章ではノーブルコートにいたころの生活には戻れない悲しみ、4章では復讐から解放されることへの安堵 を僕は感じました。

シメオンが「生きてて幸せなことなんてなかっただろう?」ってプリムロゼに問いかけてきたときはぶっ飛ばしてやろうかと思いました。お前のせいだろ!!!!ぶっ飛ばしました。手加減時に戦闘にいた操り人形見たときはショックを受けました。操り人形は倒さないようにしてたんですが、サイラスの魔法メインのパーティなので巻き込んで倒してしまった…

プリムロゼが復讐の道を選んだことを後悔しているとわかったときは本当に…辛かった…墓参りのあとどうなってしまうんだと心配したけれど、プリムロゼは強かったですね。これからは幸せに生きて欲しい。墓参り終わった後すぐに「君の名は。」みたいになってて最後に笑っちゃいました。

パーティチャットを見る限り、一番8人旅を楽しんでいたのはプリムロゼでしたね。もう一人になりたくないって気持ちがひしひしと伝わってきました。オフィーリアとは別の意味で感動するストーリーでした。

 

アーフェン

なぜかよく「オ」ーフェンと間違えてしまう。他のゲームにオーフェンってキャラがいたからかなと思って調べたけど思い当たるキャラはいませんでした。

2章のヴァネッサ、3章のミゲルのキャラデザかっこよかったです。特にミゲルは口調とフィールドでの姿からは想像つかないほどかっこよかった。中身はドクズだったけど。

「人一人の人生なんて俺には重すぎる」という言葉(こんな感じだったと思う)が印象的でした。超マイルドなブラよろ。医術が発達していなかった頃は本当にこんな風に悩んでいた人がいたかもしませんね。トレサ編にも出てきたグラムさん、一体何者なんだ。

アーフェン、戦闘では大活躍だったのですがストーリーについてはあまり書くことないかも…ごめんねアーフェン!クリア後のクエストでのゼフの独り言で笑いました。メルセデスメルセデス

 

オルベリク

主人公を選ぶときに、なるべく王道な話になりそうなキャラを選びたいと考えて候補がサイラスとオルベリクでした。そこから好みでサイラスを選びました。

2章の闘技場での戦闘はタイマンを期待したんですが、団体戦でしたね笑 遠慮なくサイラスで焼却しました。ヴィクターホロウのNPCは調べると弱点の情報を得られたので、クリア後に闘技大会か何かに参加できるようになって戦うのかな?と思い律儀にスクリーンショットを撮影していたのですが、全てクリアした後に『試合』コマンドでの戦闘を有利にするためだと気付きました…

ヴィクターホロウについて余談ですが、この街から行ける森のボス(人食い植物と蜘蛛)が森に行けるようになったタイミングにしてはやたら強くて苦戦しました。何か楽になる攻略法があったのか、単純に時期尚早だったのかもしれません。

オフィーリア4章の導くと同じように、3章で♦︎エアハルトと『試合』するというシーンがありましたね。剣で語りあおうというオルベリクらしさが表れていてかっこよかったです。エアハルトはもっとトゲトゲした人物かと思ってましたが普通に優男だった。

4章の舞台、リバーフォードに初めて訪れたときは磔台を見てドキっとしました。ここに限らず4章の街はBGMがおっかなくてビビりました。ついにここまできたか…という思いに浸れて良かったと思います。書き忘れたけど、プリムロゼ4章のエバーホルドの狂気に満ちている感じが好きです。クリア後は街の雰囲気が明るくなり、磔台のところには花が供えられていたのがよかったですね。このゲーム、ストーリーに連動したNPCの変化が乏しいと感じていたので各4章の街がクリアした後どうなるか心配でしたが、ちゃんと辻褄が合うように変化していて安心しました。

オルベリク編3章から4章まで時間が空いてしまったので、オルベリクがヴェルナーに問い詰めるまで、ホルンブルグを狙った理由を聞くためにここまできたということを忘れていました笑 そして『フィニスの門』という単語がここで初めて登場しました。(もっと前に出てたら見逃してました すみません)4章にきてどんどん話が広がりましたね。楽しみです。

 

ハンイット

1章から4章までを通して、ハンイットがザンターに呆れつつもとても尊敬していることが伝わってきました。最後に再会したときには「お前…よかったなあ…ほんとによかったなあ…」と目頭が暑くなってしまいました。ハンイットがザンターに抱え上げられて照れてるの…尊い。話の中で度々出ていた、「自分の狩りについて他の人にはなすこと」が意外にもテーマになっていましたね。そのテーマに沿って、ここまでがハンイットがシ・ワルキの村で客人?に話している回想だった と締めるのはおしゃれだなと思いました。

赤目は想像していたのと全然違いました。動物というより妖怪のような…1章時点では依頼を持ちかけてきた聖火騎士団が怪しいと考えていて、彼らの企みに関する動物改造実験から逃げ出した改造生物の後始末を頼まれていたのではと思っていました。4章までの様子だとその線はなさそうですね。イヴォン、ルシアが血晶を使った後の姿に似ているような気もするので、そこらへんの組織から逃げ出した生物なのかもしれません。各キャラの4章開始前に追加ジョブを取っていたので、戦闘は石化される間も無く終わりました。「目を合わせると石になる」と聞いていたから攻撃の対象で赤目を選ぶと猶予付きで石化してしまうのかなと予想してましたが、そんなことはありませんでした。

 

テリオン

テリオン編は、テリオンを取り巻く人物たちが魅力的でしたね。

テリオンは能力の高さ関係なくダリウスを信頼していたのに、どうしてこうなった…いや、ダリウスの自業自得ですね。でもダリウスの嫉妬のような気持ちもわかります。てリオンは俺のことを見下しているんじゃないだろうか、いつか裏切られるんじゃないか と思っていたのではないでしょうか。ダリウスの方が「信頼」に敏感だったのかもれません。旅を経て、数少ないけれど信頼できる仲間(シナリオ的にはコーデリアとヒースコート)を得たテリオンと、たくさんの部下を集めたものの最後には裏切られてしまったダリウスの対比にざまあみろと思いつつも心が痛みました。ダリウスには会いに行けるのかな?その後の話が用意されていると嬉しいですね。

コーデリアについては僕もテリオンと同じく世間知らずのお嬢様だからテリオンを簡単に信じていると思ったのですが、ちゃんと過去の経験に裏付けられた行動だったんですね。プリムロゼがパーティチャットで、「テリオンはもっと想いを口に出せ」と説教されていたので、多分コーデリアにそういう気持ちもあったのではないでしょうか。コーデリアもテリオンに残っていて欲しそうだったし、お似合いですね。コーデリアに礼を言ったあとに走り去って行ったのを見てクスッとしてしまいました。

ヒースコートは僕の好みどストライクでしたね…元腕利きの盗賊で今は執事って設定がもう。テリオンに厳しいことばかり言うのは過去に盗賊だったからだろうなという予想はしていましたが、執事として仕えるようになった理由がテリオンと同じく、捕まってしまったからだというのは予想できませんでした。二人とも自分の腕に自信があるからこそ、負けを認めて素直に従ったんですね。他のプレイヤーに、「旅の動機がそれでいいのか」ってつっこまれたときに反論できなかったのですが、僕は最高にかっこいい動機だと思っています。

 

サイラス

2章から急にクトゥルフが始まってびっくりしました。クリア済みのプレイヤーに言われた通り、一番えぐかった…「本を探す旅」っていうのでもっとのほほんとしたものを想像していたんですが全く見当違いでしたね。サイラス編はマジでプレイヤーを怖がらせにきてない?

2章時点から悪役がやることがえぐい。血を抜いて実験材料にするって…あの部屋見た時ゲーム終了したくなりました。今思い出してもゾッとする…

3章ではテレーズが助かって本当に良かったです。2章の流れなら容赦無く殺されてしまうだろうと思って、やめてくれやめてくれと心の中で叫んでました。イヴォンはグラブルのポンメルンに似たものを感じていたのですが、血晶を使って変身するところもポンメルンっぽかったです。

4章…今までのように人の死を感じさせるシーンはありませんでしたが、壁画に『しらべる』をして得られた情報が…やめてください…「イヴォンは私についてこれなかった」というルシアの言葉に返した「なぜそこまで導いてやらなかった」という言葉にサイラスらしさが詰まっていて感動しました。知識は独占するものではなく共有するもの というサイラスの考えがストーリーを通して一貫していてかっこよかったです。あとサイラスが怒っている時のボイス好き。戦闘後はサイラスが闇堕ちするんじゃないかとハラハラしながら見守っていました。「この本は燃やして…いや、」って言ってから気が気でなかった…推理の最後の選択肢が分岐になるのかと思いましたが、調べたらそんなことはなかったようです。怖かったけど、クリア後への伏線もたくさん残っていた一番やりごたえのあるシナリオでした。

 

 

読みづらい部分が多かったと思いますが、読んでくれてありがとうございました。

みなさんの感想も聞きたいのでぜひお話しましょう!